漢方薬~汗と皮脂を抑制して臭わない体質へ

人間には誰もが少なからず体臭があるわけですが、体質や体調によって強くなったり、弱くなったりします。また、精神的なことが理由で発汗が促されるように精神的に安定しているという心の問題も体臭とは非常に密接な関係があります。

こうした体調だったり、心の状態が不安定なときに強くなる体臭に対して効果があるのが漢方薬です。漢方薬が直接、体臭を緩和したり、軽減するということはありませんが、体長や不定愁訴が改善されることで体臭が緩和されたり、軽減されるケースがあるんですね。

では、実際にどういった漢方薬があるのかを見ていきましょう。

● 防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)
● 桂枝加黄耆湯(けいしかおうぎとう)
● 柴胡桂枝乾姜湯 (さいこけいしかんきょうとう)

これらがおもに汗臭対策としてよく利用されている漢方です。多汗症という汗をよくかく症状があり、大抵の人が汗臭にも悩まされているわけですが、そうした人に効果が高いということです。

このように直接「汗」に働きかける漢方もありますが、直接飲んで体臭を改善していくというよりも、体臭の原因となっている不調を漢方で改善し、臭いを消していくものもあります。

例えば、女性の場合は更年期以降、女性ホルモンの減少によって自律神経が乱れて突然の発汗やほてりがありますし、皮脂線を抑制・調整する歯止めが効かなくなり、体臭が強くなるという問題があります。

そんなときは婦人科3大漢方と呼ばれる以下の漢方を服用することで、更年期の症状が緩和されるので、間接的に体臭の原因となる汗と皮脂を調整することができます。

1、当帰芍薬散
2、桂枝茯苓丸
3、加味逍遙散

なかでも当帰芍薬散には、女性ホルモン様作用があるということで、女性ホルモンの皮脂腺を抑制・調整する作用が期待できるので、男性が使うことで過剰な皮脂分泌を抑制することができますから皮脂対策にぴったり漢方薬だと思います。

他にも内臓機能の低下や自律神経の乱れを整えることで体内バランスを整えて、体臭を防ぐという作用が漢方には期待できるので、漢方薬局にいって自分にあった漢方を処方してもらうと体臭が改善されるだけでなく、体も元気になるということがあるかもしれません。

ただ、基本的に漢方は体質の改善となってきますので即効性があるとは言えません。継続して飲み続けていくことによってその効果が少しずつ現れてくるものだと思っておきましょう。

病気の治療目的であれば漢方薬は保険が効きます。しかし、体臭対策として利用する場合は保険が効かないのが残念な点といえば残念なところです。

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